復旧不定期日誌217, [R.E.C.O.A.I. その1 ドライブ側] まずは、測定結果の選別

壊れかけのドライブの、その不安定な挙動を数値化いたしますと、
莫大な量の測定結果が発生いたします。
解析やリスク管理のためとはいえ、これらをそのまま蓄積いたしますと、
限りあるメモリがすぐに一杯となります。
また、メモリに収めていても、これらの解析量を辿って解析するのは効率が悪く、
結果を瞬時に取り出す、とはいきません。
相手は壊れかけドライブゆえに、あまり待ってはくれません。
できる限り早く結果を取り出して、次の指示を出す必要があります。

このため、「測定結果の選別」が必要となります。
ただ、ドライブ・容量・状態・悪化傾向などがみんな異なりますので、
これらを全て「条件式」等で書くのは非現実でした。
※ 条件式に一致しやすい解析結果が偏って蓄積されてしまい、あまり使えないものとなってしまいます。

そこで「測定結果の選別」を、
完全自動に任せてしまう方法が最良の手となりました。
※ 発生した測定結果を何も考えずに放り込む形式を採用いたしまして、
学習効果を持たせて、自動選別させ、大事なものを残します。

実際に実施してみますと、本当に大事と呼べるものは少なかったです。
あとは、それらを取り出してスキャン系に渡すだけです。

こんな感じで内部が動いてきます(デバッグ用コンソール)。
一番下のログは336059(右端のC項目)のうち、第一候補が1794, 第二候補が26330を示しております。
※ 右端の数値がガンガン上昇していきますので、何もしないと限りあるメモリがすぐに一杯となります。
このうち、第一候補をconst_iteratorでスキャン系に渡します。

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