復旧不定期日誌212, 良いドライブと悪いドライブ

テクニカルサポートでよくお問い合わせいただきます
「良いドライブ」と「悪いドライブ」についてまとめました。

良いドライブ

ドライブの劣化状況をS.M.A.R.T.等に刻々と報告いたしまして、データの安全性を重視

悪いドライブ

劣化状況等は一切報告せず、故障する直前まで完全な正常を振る舞うドライブ

しかしこれが、状況を難しくしています。

ドライブの劣化状況をS.M.A.R.T.等に刻々と報告いたしますと、
ネガティブに捉えられてしまう事があります。
いわゆる「短期間で、これだけ劣化するこのメーカは、ダメなんじゃ・・」みたいな感触です。

そして、「劣化状況等は一切報告せず、
故障する直前まで完全な正常を振る舞うドライブ」の存在です。
故障直前までは「完全な正常」を振る舞うのですから、
なぜかこちらがポジティブに捉えられてしまう現象が起きます。
正直な方は劣化指標が上がっていて良くないが、
こちらは完全な正常値で問題ない、みたいな流れになります。

さらに、この悪い方にデータを預けてしまいますと、
中々、バックアップをとらせてもらえません
その理由は、「完全な正常(まだまだいける)」を振る舞われると、
心理的に「大丈夫(余裕)」という気持ちが強くなってしまい、
中々、時間のかかるバックアップに手が出なくなります。
このあたりはドライブに限らず、よくある話だと思います。

なにとぞよろしくお願いいたします。

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