[コラム – the Dragons cave] お客様にソフトウェアをご活用いただくには起動時間は20秒、初回インストール時間は10分が限界です。

やっぱり第一印象(^^;)ってとても大切です。

ところで、ソフトウェアの第一印象は何が相当するのでしょうか。それは、起動時間とインストール時間の短さです。そのため、その二点についてはこだわって開発しております。

まず起動時間です。ご利用の度に発生する時間ですので、短いほどOKになります。
ユーティリティ系ソフトウェアで、起動に1分以上を要すると厳しくなります。すばやく起動してチェックできる必要があるためです。長く見積もっても20秒が限度です。

次にインストール時間です。
これについては10分が限度とみましたが、それでも長く感じます。

ここで、ブロックチェーンです。これを利用するには完全同期させた状態にする必要があります。よって、初回はものすごくお時間を要します。数時間から数日(^^;)です。さらには、NFTなどの情報を格納するエリアの生成も必要で、こちらも時間を要します。

さらに起動の度に「インデックス」といわれる目次データをメモリにロードする必要があります。ブロックチェーンを起動すると行われるLoadBlockIndexという作業は、この目次データのロードです。こちらもそのままの実装だと、数分から10分以上は要してしまいます。

ブロックチェーンを導入するとき、この二つの問題を何とかしないと、完全同期まで含めたインストールに時間がかかる(数時間)・起動に数分待たされるというソフトウェアになります。

そこでFromHDDtoSSDの復旧ネットワークでは、独自に開発いたしました「RapidSync」「16フレーズ階層型(HD)量子耐性」「高速型LoadBlockIndex」を導入しております。それらによりブロックチェーン完全同期まで含めたインストールに約5分、起動時間は20秒以内を実現しております。

速くするため、無駄な処理をすべて省き、徹底的に最適化しました。なかでも案外手強い処理はHD生成でした。生成だけなら速くできるのですが、実は……リザーブ鍵を生成しないとブロックチェーンの同期や運用に影響が出て、その処理に結構かかります。そこで、処理が速いランダム鍵を先に用意させてHDになるように「掃き出す」方法を取ります。これなら処理は速く、リザーブまでOKになりました。

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