[コラム – the Dragons cave] ステーブルコインなどのスマートコントラクトでもコールドウォレットから盗まれる可能性はあるか?それはあります。鍵ですべてが決まります。安全なのか、数年後全部盗まれるか、です。そのくだりはシンプルですね。

ステーブルコインもブロックチェーン上に存在いたしますので、鍵の問題に縛られ、普通のコインと同じ状況ゆえに同じリスクが顕在いたします。トランザクションの区分が「コイン」「スマートコントラクト」との違いだけです。

結局、ステーブルコインはいわゆるトークンである場合が多いです。トークンも鍵に結び付けてブロックチェーン上に存在します。その移動には署名が必要で、その署名に、その結び付けられた鍵を使っているだけです。

トークンの移動なのでスマートコントラクトになるだけです。行われる処理内容はコインと一緒で、最終的には鍵による署名です。つまるところ、ブロックチェーンのコンセンサスは鍵による署名を交えたスクリプトの解読で承認を得ることです。よって、その呪縛からはブロックチェーンを使う限り、この先どんなアップグレードをした所で絶対に逃れられません。たとえDAOやゼロ知識証明などを入れたとしてもです。鍵ですべてが決まります。安全なのか、数年後全部盗まれるか、です。そのくだりはシンプルですね。

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