[blockchain問題点][6] ハードウェアウォレット

投稿者: | 11/22/2022

今回より、ブロックチェーンの暗号部分を少しずつみていきましょう。

もう他人の手には託せない。そんな記事でよく目にするワードが「ハードウェアウォレット」です。ところで、ブロックチェーンの暗号を司る鍵、それはいったい何なのか。

この鍵は「秘密鍵」と呼ばれ、32バイトの「バイナリデータ」となります。この秘密鍵の役目はシンプルにかくと「署名を可能にする」です。

ブロックチェーンに取引の命令をだすとき、それが自分の意思であることを明確にするため、そのトランザクションに署名をします。その署名を可能にするのが秘密鍵となります。

取引の命令、すなわちコインの移動が主ですよね。この性質から秘密鍵を持つ者しかコインを移動できないので取引が成立するという仕組みです。

よって逆に、32バイトの「バイナリデータ」のみで、そこにあるすべてが動かせる性質を帯びます。

データ量が非常に小さいので、油断は禁物です。よって、ネットワークに接続された状態で秘密鍵を「表に出して処理する」ことを嫌う方は多いです。万一でも「自己責任」になるからです。異変に気が付いてLANケーブルを引っこ抜いたって間に合いません。わずか32バイトですから。ちなみに日本語はUTF-8で1文字3バイトなので、日本語に換算するとわずか11文字です。

そこでハードウェアウォレットです。これに求められることは、すべてオフラインで処理できる、これが必須です。秘密鍵を「表に出して処理する」過程が含まれるためです。