復旧不定期日誌144, ドライブ(HDD)内部にホコリが入り込んだ状態からの復旧をサポート

いつもお世話になっております。開発担当の矢野と申します。

デバッグ=>機能解放を順調に進めております。
本日は不良セクタ予測リンクリストが圧縮をサポートする部分のデバッグが終わりまして、有効といたしました。
これにより、ファイルシステムに圧縮されたデータを、
展開された状態で復旧する事ができるようになりました。

次は、ホコリ前提復旧です。今、デバッグ中です。
一瞬では概要が分かり難い名前ですが、
単純に、ドライブ(HDD)内部にホコリが入り込んだ状態からの復旧をサポートいたします。

使い方は、「つなぎ復旧」と一緒にまとめていきたいと思います。
※ 一度開封されたご案件にて、明らかに性能が劣るクリーンブース等で開封されたような予感がする場合は、
こちらで復旧しています。

そうなりますと、この機能を復旧ソフトウェアに入れる意味とは、となります。
最近では、自分でHDDのヘッドを入れ替えまして、とりあえず動作に成功した例などがよくございます。
しかし、やはりホコリなどの影響で途中で力尽きておりまして、良くて3割前後かもしれません

実は、内部ヘッドの交換作業よりも、その後の復旧の方が遥かに難しいのです。
内部ヘッドの交換作業はジャンクHDDで練習すれば成功率を上げる事ができますが、
その後の復旧はちゃんと解析しないと何度やっても途中で力尽きます。

そこで復旧リスク管理の「つなぎ復旧」に加え、この「ホコリ前提復旧」を有効にいたしますと、
アクセスの度にヘッドの状態を拝見し、上手く避けるような動作を実現できます。
それでも簡易的ではありますが、そのままコピーよりは良い結果となります。

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