復旧不定期日誌115, [Lab]: 故障予測 パート14 (復旧ツールを使用してみる2)

いつも大変お世話になっております。
データ復旧担当(現:故障予測)の矢野と申します。

故障予測 パート14 (復旧ツールを使用してみる2)

前回の作業は、データの実体部分より直接、画像データを引き出しております。
よって、ファイルの繋がりなどを管理する部分をスキャンいたしておりません。
つまり、クラスタが連続して使用されている必要がございます。

しかしながら、通常は連続して使われます。
間に別のファイルが存在した場合や、そのまま書き出された場合、クラスタが飛びます。

これがいわゆる「断片化」です。
もちろん、断片化していてもファイルの繋がりが記録されているわけですから、
そのままでも特に何の問題もございません。
※デフラグ作業は負荷が高い作業です。必要以上の使用は寿命を縮めます。
※SSDの場合、シークの点が優れているため、HDDとは大幅に異なるとされております。
よって、SSDの特性に沿ったファイルシステムが完成して初めてその真価を発揮できると思います

さて、次回はパーティションに関しまして考えてみます。
今まで問題なく存在していたパーティションが消えてしまう、
このような現象が僅か1セクタ壊れただけで起きてしまいます。
すなわち、不良セクタが僅か一箇所でも、それが「起動」に致命的となる訳です。

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