復旧不定期日誌59, ストライピングって危ないのか?その2

速度を犠牲にし、さらに以下の条件を満たして、データ保護が成立します。
※ パリティ計算が正常に行われる。
※ パリティを指定されたアドレスに正確に書き込む。
※ そのパリティが読める。
※ ただ1台のみ破損する。

シビアな部類に入ると思います。
つまり、再構築は「確実」ではなく「できたら良い」程度です。
※ とくに、パリティ化けは結構ある話。どこのカードかは言えませんが。

ところで、RAID-5は4台以上でも成立します。
ここに落とし穴があります。 例えば7台のRAID-5を組んだと致しましょう。
仮に1台破損でも6台ストライピングという怖い状況になります。

さらに悪い事に、パリティは分散されておりますので、
このストライピングから出されるデータはオリジナルを結合したものではなく、
排他的論理和演算から渋々導き出されたものです。

こんな状態、長く続くと思ってはいけません・・。
再構築は駄目です。
データが見えるうちに通常バックアップで処理しましょう。

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