Maxtor 電子音からの復帰 – IUEC

いつもお世話になっております。
担当の矢野と申します。

回転できない状態と思いますので、
それが本当ならば、分解する復旧作業が必要となります。 実際にはモータと基板を結ぶ端子が汚れてしまい、
回転信号が正常に送られていない場合がございます。

この場合、基板をトルクスドライバ(サイズT-8)で取り外し、アルコールを染み込ませた綿棒で端子表面を磨きます。
これで復帰したならば、電源を切らずにそのままデータを退避させましょう。
さらに、元々が回転しておりませんので、
これを実施したことにより状態が悪化(復旧可能性の低下)する可能性もなく、 非常に安全な方法です。

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ミラーリングの論理障害 – IUEC

いつもお世話になっております。
担当の矢野と申します。
今回は「ミラーリングの論理障害」を扱います。 最近の外付型HDDは進化いたしており、
2台以上を搭載してRAIDのモードを切り替えられる高機能なタイプが、普及価格帯のゾーンにて販売されております。
そこでの謳い文句に、「ミラーリングでデータ損失を防ぐ!」などが見受けられます。

同じ内容を2台のHDDに書き込む・・
すなわち故障に対する耐久性が向上いたしております。
しかし、それはあくまでもHDDの物理的な故障に対する備えで、論理障害を起こした場合は防ぐことができません。
なぜならば、障害を起こしたその内容自体もミラーされ、2台とも障害を引き継いでしまうためです。

万全を期すには、ミラーリングにあともう一台、同容量の外付けを繋ぎ、毎日バックアップをとるなどで防衛する必要がございます。ミラーが壊れた場合はその外付けよりミラーを再構築して復旧できます。

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大容量HDDのモータ焼け – IUEC

いつもお世話になっております。
担当の矢野と申します。

今回はモータ焼けに関してとなります。 「モータ焼け」と呼ばれる障害は近年増加傾向となっております。
※ 軸受が焼けてしまい、回転できなくなります。
メーカを問わず起きておりますので、当たりはずれの問題と思います。
タイトルの方に「大容量」を付加いたしましたのは、
これが経年劣化による障害ではなく、突発的な障害によるものです。
例として、1ヶ月前に新品にてご購入されたHDDが、
突然焼けてしまい動作しなくなる可能性も十分ございます。
モータ焼け自体は2.5インチ東芝製にてよく起こる症状の一つです。
ただし3~5年は使い込んでおり、単なる経年劣化です。
※ ヘッドが壊れるよりも先にモータが焼けているだけです。
実のところ、東芝製のヘッドクラッシュは非常に少なく、
ご依頼いただくそのほとんどがモータ焼けです。
2年半を限度に交換していけば、かなり安全な環境を構築できそうです。 モータ焼けの前触れが気になるところですが、
前日までは普段通りで終了し、突然・・始動できなくなったが9割です。
電源を切る前にバックアップする・・、もしくは、
電源を入れっ放し(この場合は冷却要)で運用するのがベストかもしれません。

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SSDのデータ復旧 – IUEC

いつもお世話になっております。
担当の矢野と申します。

今回はSSDを扱います。
ヘッドクラッシュから開放されて云々・・と良い話ばかりが目立ちますが、
その裏側が・・今回の記事となっております。 SSDはフラッシュメモリをHDDのように扱うもので、
通常のフラッシュとは異なり転送速度等が要求されます。

すなわち、デジタルカメラのフラッシュとは異なります。 やはりパソコンのシステムを維持する負荷は大きく、
デジカメの画像や音楽を保存するレベルとは大きく異なりまして、
それゆえデータを損失する事例が多く見受けられるようになりました。症状の方はHDDと同一ですね。
1:パソコンが起動しない=>KNOPPIXで見えない=>外付でも見えない
2:パソコンが起動しない=>BIOSにてnoneになっている=>認識していない?
3:パソコンがフリーズする=>外付にてデータを退避させようとするが、フリーズ

さらに・・SSDは安いタイプと高いタイプの2種類が存在いたします。
流れ的にはこのような故障は安いタイプにて・・といきたいところですが、
現実は半々です。つまり32GBで10万円ほどの媒体も前触れなく壊れております。

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悪質な事例その2 LinkStation 250GB – IUEC

いつもお世話になっております。
担当の矢野と申します。

今回はNASの事例となっております。
やはり、内蔵HDDをWindowsに繋げてもデータが見えない性質上、
本事例のようなパターンが起きております。 はじめ、別の業者にて診断をお願いしたところ、
非常に高額(30万~50万円)だったゆえ、何とかキャンセル(成約の強要あり)し、
さらに別の業者に相談され復旧不可、最終的に弊社にご相談をいただきました。成約の強要というのは、
「2度と復旧できなくなる」「これがラストチャンス」という言葉を、
電話等で成約を得られるまで繰り返すという手口となっております。

最近は、さらにエスカレートし「**日が復旧のタイムリミット」と日付指定されたり、
30分以内に承諾しないと完全に壊れた状態で返送となると言われる場合もあるそうです。
そのなかでも「30分以内に承諾しないと完全に壊れた状態で返送となる」とはどのようなものかを検証するのが本日の主旨です。本件がこのパターンに該当いたします。
その業者によると、物理障害のためHDDの開封が必要との事です。
ただ、その割には画像サムネイルが添付されたリストが手渡されております。
画像サムネイルを出すにはデータ復旧を実施する必要がございます。
なぜならば、サムネイルはデータの一部で、実データを読み込む必要があるためです。

さらに、データ機密保持の観点からも問題となりますので、
普通の業者さんではリストが上限で、それ以上は絶対にやりません。
初期診断の段階でデータ復旧を終えていて、お客さまの許可なしでデータを持っていると考えられます。
そして、自社以外で復旧できないよう細工し、キャンセルの場合でも他業者にて復旧不可を確認させ、
再度戻ってくるのを待つ(その際、他復旧不可という理由を加え80万円程度の請求)という悪質なパターンと考えられます。
ちなみに、このあとさらに別の業者さんに診断していただき、
まともな状態ではなかったようで、復旧不可となったそうです。
HDDを裏返して拝見したところ、一発でそのワケが判明いたしました。

比較用に2台並んでおります。
左が本案件で、右側のものは別案件となります。
この型のLinkStationは壊れ易いようで、依頼数が多いゆえ重なる場合が多いです。
※ XFSフォーマットを採用したタイプの方が壊れ易いような印象があります。赤丸と黄丸を比較して頂ければ分かりますが、
左は半田コテを当てられ・・なんと部品がなくなっております。
電源部分の抵抗を調べた結果、無限大となりましたので回路が切れております・・。
試しに電源を入れたところ、回路が切れておりますので当然ながら電源が入りません。
画像サムネイルはどうやって出したのでしょうか?

というのは冗談で、データを引き出したあと、ジャンパ抵抗(0オーム抵抗)を外しただけです。
その部分を繋いだらHDDは稼動いたしました。ただし、読み取りが不安定で、お客さまの指定データが1GB以下だったので助かりました

しかしながら、最初の業者が診断した「HDD開封」は必要ありません。
指定データが復旧できましたのでこれ以上は深追いいたしませんが、
物理的な衝撃を加えられていた可能性も考えられる訳です。
何度叩いても壊れてくれないからジャンパ抵抗を外したと憶測してしまいます。

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